ご観覧ありがとうございます!
こちらは作曲家の石川潤 (DTM上のペンネーム NUJ.)の情報をまとめたホームページとなります。
主な生息地
活動開始
Twitter含む作品投稿場
たまに稼働
現代音楽ギタリスト佐藤紀雄プロデュース
公園通りクラシックスProject Vol.10
にて
・ギターのための新作「地中の骨たちのラプソディ」 (ギター:佐藤紀雄)
・歌のための新作「波の唄」 (唄:木村麻耶)
が初演されます!
★12/17 18:30 開演
★場所:公園通りクラシックス(山の手教会)
波の唄(2022)
唄:木村麻耶
地中の骨たちのラプソディー(2022)
ギター:佐藤紀雄
地中の骨たちのラプソディ 石川潤
瓶詰めの魚の漬け物が腐敗し、よくわからないイソギンチャク状の生き物が瓶に付着するようになったので、仕方なく僕は庭の地中に埋めて処分した。
瓶の隣には鳥のような形の骸がうめられていて、その骸と腐った瓶詰めは永遠に他愛のない会話を続けていた。
それはいったいどのようなやりとりなのだろうか。我々人間のように神経も魂も生命も持たぬと言うのにそれらはコミュニケーションを取り続けている。
否、もしかしたらそれは傲慢な考えで全てには意思が宿り何かしらのエネルギーの交換をしているのかもしれない。
我々が己に魂を有すると信じているこの感覚も人間の種が生み出したただの構造かもしれない。
楽器を爪弾きそこに物語を感じる行為もある種同等かもしれない。
特に、作曲された曲自体は一つの構造体・ロジック・遺伝子に過ぎず、魂どころか実在するかも分からない代物である。
呼吸を必要としない楽器が歌う、永遠の歌。
幾多もの声部に分解される、一つであり全ての歌。
次第に衰退していく声部は、微生物に分解された死骸のごとく、地中の一部となって全体を支えていく。
地中の骨たちは静かに世界そのものを見つめ、魂のないありのままを私たちに語りかける。
私達は存在する、と。
存在こそがエネルギーであり、魂の実在を信じるお前たちへの虚無を提示するのだ、と。
・クラシックおよび現代音楽の作編曲
ソロ・室内楽・オーケストラ・歌曲
Sibelius、Doricoで楽譜浄書もできます。MIDIデータからのリダクションも行えます。
・DTMでの音源制作
インストがメインですが歌ものも経験あり。
作業環境はCubase 、iMac。Kontaktの音源所有
チップチューンも作れます。
・ピアノ伴奏や即興演奏
耳コピもできます。
・また、Premiere Proを用いた簡単な動画編集もできます。
石川潤
1991年生。5歳で作曲を始める。
都立芸術高校(現:都立総合芸術高校)および東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。打ち込みは独学。
クラシックや現代音楽で委嘱初演や企画公演を行う他、CM音楽や映画音楽、ギャラリー音楽等様々な楽曲提供を行なっている。
また、楽譜とMIDIの両方の知識を生かした楽譜制作やデータ出力の仕事等も行っている。
2014年 NHK Eテレにて「schola スコラ 坂本龍一 音楽の教室」のワークショップ「20世紀の音楽」に生徒役で出演。
2017年 チェリスト山澤慧氏のリサイタル『マインドツリー2017「全曲初演」』現代音楽作品「My Precious」公募選出、初演。
2018年 ロバート秋山「クリエイターズ・ファイル珈琲店」CM楽曲及びに珈琲店BGMのジャズアレンジ。ASAR 国際馬頭琴アンサンブルの委嘱作品「紫の追憶」初演。
2020年 加藤卓哉映画「完全なる飼育 etude」の音楽を担当。
2021年 リム・カーウェイ監督映画「いつか、どこかで」音楽を担当。マジカルラブリー野田クリスタル氏によるゲーム「スーパー野田ゲーParty」に楽曲提供。
2021年度カワイサウンド財団主催:ピアノとジャンルを超えたコラボ全国コンクールにて、自作「Oriental Rhapsody」で第一位を受賞。
2022年 「伊藤万桜 ヴァイオリン・リサイタル」にて「デジタルアートのためのソノリティ」を委嘱初演。サイコミより連載された輪立さく先生『リプライズ 2周目のピアニスト』にて拙作が掲載。また、世界各国で受賞している北尾和弥監督映画『私はどこから来たのか、何者なのか、 どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』の音源制作にも携わっている。